シノプス(証券コード:4428)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
シノプスの2020年12月期 第3四半期決算短信を読み解くと売上高492百万円に対して 経常利益は171百万円の赤字 となっています。2019年12月期第3四半期の売上高が675百万円、経常利益は94百万円の黒字でしたので、 大幅な減収・赤字転落 となっています。
食品ロス問題解決につながるサービスを提供していますが、今まさに パッケージ販売からクラウドへの転換 を図っているところで、一時的な減収・赤字転落だと思われます。
クラウドへの移行は順調 ということですので、契約を伸ばすことができればクラウド利用料の他に、サポート費など ストック収益基盤が強化 されそうです。
また、これまでは第4四半期に売上が集中していましたが、クラウド収入が主になってくると、1年を通して安定した収入が見込めそうです。
食品ロスは世界的なテーマであり、この分野での先行者利益がありますので事業拡大・株価上昇が見込めそうです。
【世界中の無駄を10%削減する】 という分かりやすいビジョンもいいですね。
ちなみに株かえるは指値がひっかからず買い逃しています。。
クラウド・サブスク・DX関連のテーマ株 ですので、押し目が来て株価が下がったところでぜひ買いたいグロース銘柄ですね。
sinops-CLOUDサービス
sinops-CLOUDは、 コンビニ・スーパー・ドラッグストアなど、流通業向けのクラウドAIサービス を1機能・1カテゴリ・1店舗から利用できるサービスです。
クラウドサービス開始2か月で早くも204拠点で稼働しています。無償で実証フェーズだということもありますが、一度使うとなかなかやめられなくなるのでは?と思いますので、順調に有償化への移行が進めば ストックビジネスの安定した売上 が見込めそうです。
10月から有償フェーズへ移行と予定されていますので、その動向が気になるところです。
消費者庁の「 消費者白書 」にも食品ロス問題の解決に向けた事例としてシナプスが紹介されており、人手不足・食品ロスの削減に向けたクラウドシステムの取り組みは、 今後も注目を浴びそうな成長テーマ株 と言えそうです。
sinops-CLOUDの主な機能と効果
【リアルタイム在庫】
1時間ごとの在庫数をスマホ等で店頭で確認 できる機能です。従来は在庫の確認のために頻繁にバックヤードに行く必要がありましたが、リアルタイム在庫機能により、スマホで簡単に在庫を調べられるので、店舗スタッフの負担が大きく軽減されます。
品切れ商品を優先的に品出しすることができ、 負担軽減だけでなく売上の増加も見込めます 。この機能が月額1万円ということですので、費用対効果を考えたら導入する店舗はどんどん増えていきそうですね。
【コンビニロジックをsinops-CLOUD惣菜に反映】
コンビニ向けに実証実験を続けてきた「 コンビニロジック 」はシナプスが特許申請中です。おにぎりのカテゴリにおいての実験では、 売上2.7%改善、ロス額38.5%削減、粗利率11.8pt改善 ということで、大きな成果が出ています。
大手のコンビニで採用されると株価は跳ね上がりそうですね。
【sinops-CLOUD外食でIT導入補助金採択】
政府としても 食品ロスは大きな問題 だと考えているようで、sinops-CLOUD外食を導入する中小の外食店舗は、費用の1/2以内、150万円未満の補助を受けることができますので、試してみたいけど費用がなかなか出にくいといった店舗での導入も進みそうです。
何より政府の補助金に採択されたという事実が シノプスの将来性 を物語っているような気がします。
やはり押し目で買いたい成長銘柄ですね。
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