神戸物産(証券コード:3038)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
神戸物産の2020年10月期 第3四半期決算短信を読み解くと売上高259,362百万円に対して 経常利益は18,485百万円の黒字 となっています。2019年10月期第3四半期の売上高が220,351百万円、経常利益は14,606百万円の黒字でしたので、 増収・増益 となっています。
主力の業務スーパー事業が好調で大幅な増収・増益となっています。店舗数は2020年7月時点で866となっており、九州の直轄店舗出店が好調のようです。中期的には900店舗、 長期では1000店舗 を目指しているようです。
業務スーパー事業以外でも、神戸物産グループの仕入れ力や食品加工のノウハウを生かして、神戸ビュッフェや馳走菜といった 外食・中食事業 も営んでいます。
株式分割も何度か行っていますが、株価は上昇を続けて高値圏にあるので、さらなる株価の上昇には外食事業の発展や新規事業など、サプライズニュースが必要だと思われます。
業務スーパー事業
2020年4月に岡山県のスイーツ工場を取得、7月に神奈川県で食肉加工工場を稼働させるなど、 自社工場を積極的に展開 しています。
国内の自社グループ工場数は23工場となり、食品スーパーとしては 日本最大級 となっています。これらの工場でお徳用のウインナーやスイーツなどPB商品を製造し、リーズナブルな価格で提供することで業務スーパーは人気を継続させています。
また、約40ヶ国から直輸入している商品も大人気で、ブラジル産の鶏肉やベルギーワッフルなど 世界各国の本場の味をリーズナブルに提供 しています。
長期的には1000店舗を目指しているとのことで、業務スーパーをまだまだ拡大していくつもりのようです。この事業がある限りは神戸物産は安泰だと言えそうですが、株価は高値圏にあるのでさらなる株価の上昇のためには、業務スーパー事業以外の発展も必要だと思われます。
神戸クック事業
神戸クック事業は外食の 神戸クック・ワールドビュッフェ と、 馳走菜 (ちそうな)の中食事業となっています。直営またはFC本部として行っています。
神戸クック・ワールドビュッフェは世界のさまざまな料理、ドリンクを常時100種類以上ラインナップすることで人気を博し、現在は 20店舗を運営 しています。
馳走菜は神戸物産の自社グループ工場で製造された食材などを店舗で調理し、お惣菜やお弁当をご提供する惣菜店です。いずれも 業務スーパーに併設 されており業務スーパーの来客数増加で好調に推移しているようです。
まだ業務スーパーの中で馳走菜が併設されていない店舗も多いので、この事業は今後も拡大されていくでしょう。
エコ再生エネルギー事業
業務スーパー事業・神戸クック事業とは全く異なった事業となりますが、神戸物産はエコ再生エネルギー事業も営んでおります。
2020年7月末時点で 太陽光発電16か所 と バイオマス1か所 を運営していて約30MWの電力を生み出しています。
今後も太陽光発電所を大阪府・福島県・宮城県の3か所で稼働予定であり、収益もさることながら 環境にもやさしい事業 として発展が期待されます。
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