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株価・決算・ファンダメンタルまとめ@MRT:最新

株式会社MRTの株情報

株式会社MRTの2020年12月期 第3四半期決算短信を読み解くと売上高1,928百万円に対して 営業利益は222百万円の黒字 となっています。2019年12月期第3四半期の売上高が1,824百万円、営業利益は60百万円の黒字でしたので、 増収・増益 という結果となっています。

MRTの主力事業である医師紹介サービスにおいて、新型コロナウィルスの影響で、緊急事態宣言により健康診断の延期や県をまたぐ移動の自粛が進んだことで、 医師の人材募集が減少 したことで影響がありました。

しかしながら、マスク5万枚の無償提供や、オンライン診療ポケットドクターを無償提供、診療報酬ファクタリング手数料3ヶ月間無料等の取組を実施することで、 新たな取引先の獲得や、新規雇用の開拓 に繋がり、今後の売上に貢献しそうです。

2020年12月期の各四半期においては、 過去最高の売上収益を更新 しており、将来性が高い割には低時価総額ですのでねらい目の銘柄ではないでしょうか。

MRTの特徴

東大医学部発の医療ITベンチャー であり、医師の会員は 90%が口コミ で集まっています。 取締役の半数が医師 で現場のことをよく考えた医師目線での経営をしています。医療従事者の 会員はグループ全体で25万名 となっています。

東大医学部附属病院の放射線科医局で、医師同士が外勤(バイト・スポット求人等)を紹介し合う互助組織から発展し、 IT技術を駆使してシステム化 することにより、多くの外勤情報の掲載とマッチングが行えるようになりました。 毎日約500名以上 の医師を病院や診療所に紹介しています。

もともとは東大発ベンチャーということもあり東京をはじめとした関東中心のサービスでしたが、2018年には大阪・京都などの 関西地区 、2019年には 東海地区サービスを強化 し、新型コロナウィルスの影響で若干の鈍化があったものの成長を続けています。北海道や九州/沖縄地区の拠点も伸びています。

新規サービス

医師紹介サービスの拡大を図るとともに、 様々な新規サービスを展開 しています。

書籍出版・満足度調査の展開

バリューメディカルの事業譲渡を受け、MRTグループとして医師による 書籍出版病院の満足度調査 のサービスを提供開始しました。この新規事業における売上向上も期待できますが、バリューデザインが持つ 全国の医療機関との関係 は、コア事業である 医療人材紹介サービスとのシナジー が期待できます。

医師相談サービス

塩野義製薬と 新型コロナウイルス抗体検出キットの販売契約を締結 し、検出キット販売の販売だけではなく、 医師による相談プラットフォーム を提供しています。ターゲットは企業ですが、検査の立ち会いをする医師の紹介ができるほか、医師によるオンライン相談が可能だとなると心強いですね。

MRTの成長戦略

IR資料でMRTは以下のような戦略を立てています。

①マッチング向上と効率化のためのシステム投資
②経営資源の最大活用のためのグループ情報共有
③海外事業展開に向けた基盤構築

①はコア事業となる医師紹介サービスのエリア拡大により、 事業の根幹となるシステムをリニューアル するとのことです。今後の安定稼働の為にもこの設備投資は重要だと思われます。

②はグループ内の共通プラットフォームにより、 適切なマーケティングサービス品質の向上・多様化アライアンスM&A効果の最大化 を目指すとのことです。これからも医療関係の事業でM&Aを実施する可能性がありますので、ますますこのような情報共有ツールは必須となるでしょう。

③はA4MのJapan支部として、学会を通じて 海外ネットワークを構築 するとのことです。高度な医学・ヘルスケアの情をを提供することにより、120か国以上の海外に向けた医療従事者ネットワークを構築します。

しっかりと成長戦略も描けているので、私は期待して投資しています。(まだ含み損ですが。。。) 低時価総額の有望銘柄 ですので数年後には2倍・3倍の株価を期待しています。

株式会社MRTのIR情報 及び Twitter情報は以下のリンクからアクセスできます。

⇒ MRT IR
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