ドーン(2303)

 

ドーン(証券コード:2303)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ

ドーンの2021年5月期 第1四半期決算短信を読み解くと売上高219百万円に対して 経常利益は55百万円の黒字 となっています。2020年5月期第1四半期の売上高が194百万円、経常利益は51百万円の黒字でしたので、 増収増益 となっています。

地理情報システムのGIS(Geographic Information System)のパイオニアであるドーン。そのGIS技術を生かして、NET119 緊急通報システム、Live110/Live119 映像通報システムなど、 社会の安心・安全に関わるシステム を次々とリリースしています。

一度契約すると解約率が低い サブスクリプションモデル になるので、安定した収入が見込めます。

主な取引先が地方自治体ということで、政府がデジタル化を進めていく中で、自治体の 消防や警察のシステムも徐々にデジタル化 が進んでいくと考えられ、ドーンも デジタル庁関連・DX関連 のIT株として、今後の株価の上昇が期待できそうです。

2020年11月21日の株価が2200円程度、時価総額は約72億ということで、低時価総額の有望株ということが出来そうです。

NET119緊急通報システム

主に 聴覚や発話が困難な方のための緊急通報システム です。スマートフォン、携帯電話から クラウド上のシステム にインターネット接続することで、簡単な操作で素早く119番通報することができます。

緊急時に誰かが近くにいれば緊急通報を依頼することもできますが、代わりに通報してくれる人がいない場合は自分自身で119番へ通報する必要があります。

このようなケースでNET119緊急通報システムを利用すれば、 耳や発話が不自由な方でもスムーズに通報 することが可能となります。

NET119緊急通報システムは以下のような特徴があります。

・自宅だけではなく、職場や外出先からも緊急通報が可能です。
・「自宅の場所」「よく行く場所」を登録できます。
・持病がある方の医療情報、家族等の連絡先も登録できるので対応がスムーズになります。

Live110/Live119 映像通報システム

Live110はその名の通り、110番通報したあと 通報者がリアルタイム映像を送る ことができるシステムです。

警察官が現場に到着するまでの間に、 現場の詳しい状況を動画で説明 できるので、事故現場の状況など、音声による通話よりもより詳しい状況を伝えることができます。

危険運転やストーカー行為 の対策にもLive110は有効であり、リアルタイムの映像を警察官へ送ることにより、警察から110番通報者へ 適切な指導 をすることが可能となります。

Live119はLive110と同様に リアルタイム映像を消防署に 送ることができるシステムです。

消防指令センターは、通報者から送られてきた映像からけが人や火災の状態など、 現場の詳しい状況を把握 することができます。この映像は現場の救急隊への転送も可能であるため、救急隊員は通報者への指導や現場に着いてからの 対応がスムーズ に行えるようになります。

Live110やLive119は、誰もが使えるクラウドサービスです。通報者が事前にアプリのダウンロードをすることなく ウェブブラウザ上で動作 する新技術を採用しています。

ドーンの現在の 主力商品はLive110やLive119 であり、営業やユーザーサポート体制を強化し、積極的な営業展開を行うとしています。

これらの導入が進むかどうかが 今後の株価の動向に大きく影響 しそうです。

GeoBase.NET

ドーンはもともとGISがメインの会社でした。今でも地図を使ったアプリの 受託開発 や、GeoBase.NETという ミドルウェアを販売 しています。この新世代GISミドルウェアGeoBase.NETは官公庁や地方自治体など、多くの導入実績があるようです。

GeoBase.NETは 高機能で超高速表示性能 を有しており、ストレスなく地図アプリが動作します。従来のオンプレミス型(構築型)の他に、 クラウド利用環境 も提供していますが、その軽快さはどちらのシステムでも問題ありません。

クラウド型のシステムを使うことで、 他の各種クラウドサービスとの併用も可能 となり、柔軟なシステム構築とソリューションの提供が可能となりました。

こちらの 地図事業もやはり柱となる事業の一つ として益々の発展が期待されます。

ドーンのIR情報は以下のリンクから

⇒ ドーン IR
⇒ Twitter 情報 (ドーン での検索結果)