ミンカブ(4436)

 

ミンカブ(証券コード:4436)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ

ミンカブ(株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド)の2021年3月期 第2四半期決算短信を読み解くと売上高1,766百万円に対して 経常利益は247百万円の黒字 となっています。2020年3月期第2四半期の売上高が1,103百万円、経常利益は133百万円の黒字でしたので、 大幅な増収・増益 となっています。

みんかぶ 」や「 株探 」を中心としたメディア事業と、金融機関向けの情報サービスを主体とするソリューション事業を2本の柱としています。これらの2つの事業がいずれも好調で、株価もこの1年でかなり上昇しました。

今後さらに株価の上昇を目指すには、この成長率を維持するとともに、Quickとの提携のようなビッグニュースが待ち望まれます。

株探プレミアムみんかぶプレミアム の会員数が増えると安定した収入が得られるので、こちらのユーザー数も株価に影響を及ぼしそうです。

メディア事業

メディア事業では主力の「みんかぶ」や「株探」の月間UU数は前年度の778万人から1年で945万人と 大きく成長 しています。私も株探をよく利用していますが、非常によくできた投資家向けのサイトだという実感があります。

「株探プレミアム」はリリース済みで成長を続けておりますが、「 みんかぶプレミアム 」の投入も予定しており、広告中心のビジネスモデルから、 サブスクリプションモデル への移行を目指しており、これらの施策がうまくいけば安定した収入が得らえることになりそうです。

これまでのラインアップに加えて、 みんかぶ先物 をリリースしこちらも今後の成長が期待されます。

ソリューション事業

ソリューション事業ではAI技術を利用して、 金融機関向けに情報サービスを提供 しており、取引社数は350社を超えています。地方銀行や保険・扶桑さん会社に加えて、 REIT運用会社や信託銀行などを新たな顧客 に取り入れようとしています。

データスタジアムと共同で高校野球のAI選手評をスポーツ情報サイトに提供するなど、 投資部門以外の新たなソリューション にも力を入れています。

また大和証券グループの新サービスへMINKABUソリューションを提供することが決まっており、このような 大手証券会社との提携 がさらに進めば、さらなる株価の上昇も期待できそうです。

来年以降の高成長の持続へ

これまではあまりM&Aに積極的ではありませんでしたが、2020年6月にはロボット投信を完全子会社化するなど、 M&Aによる相乗効果 により中期的な成長を狙っています。

また ソフトウェアの投資には年間5億円程度 かける予定で、競争の激しいメディアの世界では開発力が求められますので、ここに力を入れているのは強いと思います。

またコロナ禍でテレワークが進んだことにより、グループ3社の東京オフィスを1か所に統合するなど、 固定費の削減 にも取り組んでおり、長い目で見るとじわじわ効果が現れると思われます。

ミンカブのIR情報は以下のリンクから

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