メディカルネット(証券コード:3645)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
メディカルネットの2021年5月期 第2四半期決算短信を読み解くと売上高1,592百万円に対して 経常利益は181百万円の黒字 となっています。2019年12月期第2四半期の売上高が1,442百万円、経常利益は68百万円の黒字でしたので、 増収・増益 となっています。
メディカルネットは東証マザーズに上場しており、歯科医療分野において、歯科医療従事者への情報サービスの提供を行う メディアプラットフォーム事業 、歯科医療機関の 経営支援事業 、歯科関連企業の マーケティング支援事業 などを実施しており、業績は右肩上がりに成長していて、株価も上昇を続けています。
歯科従事者の会員数は上場時に7,849人だったのが、約4年で41,069となるなど、歯科業界のリーディングカンパニーに成長しており、 医療系のグロース株 であると言えそうです。
インターネットを活用した医療・生活情報サービスの提供
運営している医療機関向けのポータルサイトは、歯科医院や病院といった医療機関等を顧客として広告料収入をを得ています。これらの広告の契約形態は原則1年の継続契約(自動更新)であるため、解約が無い限り収益モデルは 積上げ式のストックビジネス となっています。
インプラントネット・矯正歯科ネット・審美歯科ネット・歯医者さんネット・Ask Dentistといった 歯科医療に関する様々なポータルサイトを運営 しており、このプラットフォーム事業はメディカルネットの売上の約3割程度を占める事業となっています。
今回の四半期決算では検索順位を落とすなどの影響でセグメント売上が減少しましたが、直近では施策を実施して歯科医院等の予約率が向上し、前年同期比140%増を達成したとのことです。また検索順位も上昇したため、 これからの売上回復が期待される としています。
医療機関経営支援事業
集患・増患ソリューション、内装・外装・デザイン・施工、医療機材(歯科総合商社)、経営・開業支援、事業承継、人材キャリア、治療保証といったサービスで 歯科医療機関の経営支援 を行っています。この医療機関の経営支援事業は売上の約7割を占めており、主力事業となっています。
リスティング広告の運用代行 は顧客数の増加、大口顧客の運用額増加により、前年を大きく上回りました。また直近の決算では 連結子会社化したオカムラの業績が通期に寄与 しセグメント全体として大幅な増収となっています。
今後の成長戦略
歯科医師8割の会員化やグローバル展開をすすめ、 歯科医療バリューチェーンを構築すること をグループのビジョンとしています。
タイ・バンコクで歯科医院経営を開始し売上を伸ばして黒字化するなど 海外展開も期待できます 。また人材投資や新規事業、M&Aによる投資も準備しており 長期的な成長 を考えていると言えます。
2025年5月期には 売上高100億円を目指す ということで、もし実現すれば株価は何倍にも上昇するでしょう。
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