エムケイシステム(3910)

 

株価・決算・ファンダメンタルまとめ@エムケイシステム:最新

株式会社エムケイシステム(証券コード:3910)の株情報

エムケイシステムの2022年3月期 第1四半期決算短信を読み解くと売上高583百万円に対して 経常利益は9百万円の赤字 となっています。2021年3月期第1四半期の売上高が527百万円、経常利益は32百万円の黒字でしたので、増収・赤字転落 となっています。

新型コロナウィルスの影響でセミナー開催などの営業活動が制限 され厳しい結果となっています。しかしながらクラウド関連の売上高は11.6%増、ASPサービスは11.3%増と サブスクリプションのストック収入が増えて きているのはプラス材料です。

増収・赤字転落の決算で株価は下落し底値圏にあることから、 逆張り派の投資家の方は狙ってみるのもあり だと思います。デジタル庁関連の成長株 で今後の業績には期待できるので、私もチャートを見ながらインのタイミングを図っているところです。

MKシステムは 人事・労務領域でシステム開発やクラウドサービスを提供 しています。主なターゲットは社会保険労務士事務所や一般法人の人事・労務部門となります。これまでも社労士向け、法人向けに積極的にセミナーを実施していましたが、2020年の4月からは初めて全国一斉の オンラインセミナーを開始 し、好評を得ています。

社会保険労務士事務所は全国に26,453(2019年度)あるということです。MKシステムのシェアが約10%でシステム導入していない事務所も多いと考えられますので、まだまだ 販売が伸びる可能性 があると考えられます。

また一般法人もターゲットとしていて、今のところは契約が少ないことから、 伸びしろは大きい と言えるでしょう。また1社契約できると社労士事務所よりも売上・利益が大きくなるケースが多いと思われるので、どれだけの一般法人と契約ができるかが今後の業績と株価に影響が大きいでしょう。

主力サービス① 社労夢(Shalom)

社労夢(Shalom)は社会保険・労働保険などの複雑な申請手続きを大幅に効率化するクラウド電子申請サービスです。社労士事務所は2400以上、顧問先企業は63万社、年間の手続きは300万件以上と、今や 社労士業務支援システムのスタンダード といっても過言ではないでしょう。

電子政府という言葉も出てきたように、 国を挙げて手続きの電子化が進んでいく ものと見られますので、社労夢の未来は明るいと言えます。もちろんライバルもいますが、セミナーも積極的に行っていますので、売上拡大が期待されます。

主力サービス② DirectHR

社員の入社手続きや、出産・退職など、人事・労務部門への 社内申請処理をクラウドで実行 することができます。従業員はスマホ等で申請することができ、そのデータを利用して人事・労務の担当者は 電子申請 を行うこともできます。

DirectHRは社会保険労務士事務所及び一般企業向けにサービスを提供しており、社員と人事・労務担当者の両方に関して 手間や時間を省力化 できるほか、 ペーパーレス を実現することもできます。

公文書配布や受取もWEBでできることから、DirectHRも政府のデジタル推進の流れに乗って売上増と株価上昇が期待されます。

主力サービス③ eNen(いーねん)

年末調整を電子化 できるのがeNenです。クラウドシステムなので 法令改正にもスムーズに対応 することが可能です。「 年に1回の作業だからこそ 」手続きは簡単にしたいですよね。毎年同じような内容を入力しているので、そのような情報を自動入力し申告者の手間と時間を軽減します。

大企業から中小企業まで幅広く対応しているので、こちらもDXの流れに沿って拡大していく可能性を秘めています。問題は同様にこのような政府のデジタル化関連の事業をしている会社が増えてきているので、それらの ライバル会社に勝てるかどうか がカギとなります。

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