スターティア(3393)

 

株価・決算・ファンダメンタルまとめ@スターティア:最新

スターティア(証券コード:3393)の株情報

スターティアの2021年3月期第2四半期決算短信を読み解くと売上高5,976百万円に対して 経常利益は31百万円の黒字 となっています。2020年3月期第2四半期の売上高が6,240百万円、経常利益は335百万円の黒字でしたので、 減収・減益 という結果となっています。

新型コロナウィルスの影響があったことと、2025年を見据えた中期経営計画に向けた 積極的投資を実行 しているという状況から、減収・減益であることはそれほど ネガティブ要因ではない と考えてよさそうです。

それよりも 将来性で投資をするかどうか判断 するのがいいと思います。デジタルマーケティング事業の主力製品である 「Cloud CIRCUS」 においては、元AKB48の指原さんを起用した テレビCMを2020年11月より開始 しました。クラウドサービスは一度契約すると解約率が低く、安定したサブスクによるストック収入が得られるので、今後の契約動向に注目したいところです。

もう一つ私が注目しているのは新電力サービス 「びじ助でんき」 です。ホープが自治体向けの電力事業で業績を大幅に伸ばしましたが、スターティアもこの事業が軌道に乗れば 株価倍増、テンバガーも期待 できると考え長期保有前提で購入しています。「びじ助でんき」の 初動は好調 だということが決算資料に記載されていたので期待したいと思います。

中期経営計画では現在の130億程度の売上を 5年後には300億という高い目標 を立てていますが期待出来そうです。

SaaSサブスクリプション型ビジネス

デジタルマーケティング事業での SaaSサブスクリプションモデル が成長しています。特にMA(マーケティングオートメーション)ツールBowNowの販売に力を入れています。

MAツールで実績のあるBowNowは4000社以上の採用実績があるツールで、継続率が98%と高く、このようなサブスクモデルのストックビジネスは安定的な収入が見込めるだけでなく、他のクラウドツールとの連携も容易でさらなる事業拡大にも期待が出来そうです。

MAツール以外にも、AR作成ソフトやドキュメント管理ソフト、電子ブック作成ソフト、Web制作のCMSなど 様々なツールを提供 していて、これらも 継続率が99%を超える など、商品力が高いと考えられます。

特に電子ブックは平井大臣が基本的に「デジタル教科書」 に移行していくように発言されているので、今後伸びていく分野だと言えそうです。スターティアは 電子ブックを10年以上前から やっていてノウハウがあるので期待が出来そうです。中期経営計画の300億の売上はデジタル教科書での収益を見込んでいるのではないかと勝手に想像しています。

その他の商品に関しても、従来の売り切りモデルでは高額だったのが、 サブスクリプションで安価に提供 できるようになったことから、採用企業は今後も増えていくと思われます。

2020年4月より従来のビジネスを、SaaSサブスクリプション型モデルへ完全移行し、 経営資源を集中 と説明していますので、スターティアとしてもこれから一番伸びる分野であると考えているようです。2025年にはこれらのサブスクリプション事業で 現在の3倍以上の売上 を見込んでいます。

ITインフラ事業

中小企業を中心に、情報システム部門を請け負うITインフラ事業も、スターティアの柱となる事業です。複合機やビジネスフォン、ネットワーク構築・保守など、 ITに関する課題解決、DXをワンストップで対応 します。

電力の品質は変わらず電気代を安くできる、新電力サービス「 ビジ助でんき 」の販売を開始しています。電気代が3.5%削減できるということで、 既存顧客へのクロスセル販売 して事業を拡大しています。

また子会社であるスターティアレイズは、DataClasys(データクレシス)社との業務提携により、DataClasysの暗号化・DRM製品とセキュアSAMBAを組み合わせることで、リモートワーク(テレワーク、モバイルワーク、在宅勤務)における ファイル共有の情報漏洩対策 として、 強固なセキュリティのサービス を販売する事ができるようになり、今後の伸びが期待できそうです。

これらのことからスターティアも長期保有で持っておくと 数倍になる可能性 がありそうです。

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