アクリート(証券コード:4395)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
アクリートの2020年12月期 第3四半期決算短信を読み解くと売上高1,175百万円に対して 経常利益は216百万円の黒字 となっています。2019年12月期第2四半期の売上高が1,017百万円、経常利益は168百万円の黒字でしたので、 増収増益 となっています。
法人向けのSMS配信(アクリートSMS)が主な商品となっており、携帯電話番号を使って
・個人認証
・マーケティング、コミュニケーション手段
・(コロナ禍による)コールセンター効率化
といった用途で使われています。
アクリートの強みとしては、 SMSマーケットのパイオニア的な存在 ですので、先行優位性があり永年の経験に裏打ちされたSMSに関するノウハウを持っているので、 信頼性が高い ことです。
観光庁がGo Toトラベルの電子クーポンを受け取る際に SMS認証を必須 とすると発表して思惑買いから株価が上昇しました。新型コロナウィルスの影響でGo Toトラベルもどうなるのか分からないので株価も乱高下でボラが大きくなりそうです。
そのため他社のSNSサービスからの乗り換えもあるということです。
今後5Gの時代になるとよりSMSが使われるようになると思われますし、 リッチコンテンツの配信も行える +メッセージ が今後は収益の柱になっていくのではないかと思います。
時価総額が2020年9月時点で70億程度と低いことから、長期保有すればダブルバガー以上、テンバガーも狙えるポテンシャルがある 有望IT/DX関連株 ではないかと思います。
法人向けSMS配信:アクリートSNS
日本初で携帯電話番号認証を開始 したのがアクリートであり、先行優位性があります。
携帯電話事業者4社と直収接続するなど、 大量のSMSを安定して配信 してきた実績があります。
アクリートはもともと SIerから事業独立した会社 であり、高い技術を持つエンジニアが、SMS配信システムを開発しているので安定感があり、メンテナンスによるサービスの停止もないなど使い勝手がいいシステムになっています。
このようなことから 導入実績は1000社を超える など事業は好調のようです。
積極的に特許も取っているようですので、安定した収益が得られそうです。
「+メッセージ(RCS)」配信サービス
RCSとはリッチコミュニケーションサービスの略です。アクリートは SMSと+メッセージ(RCS) を統合した一元的サービス・API の提供をしています。画像や動画やファイルを添付したメッセージなど、リッチコンテンツは 5G時代になるとますます需要が増えそう です。
アクリートは特許を取った技術を使ってNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク各社の 3キャリア対応の配信プラットフォームを提供 しており、顧客企業はユーザーが +メッセージの利用者かどうかを気にすることなく配信が可能 となっています。
特許技術の振り分けにより+メッセージ利用者にはリッチコンテンツが、+メッセージ非利用者にはSMSでメッセージが届く仕組みです。このサービスはかなり 将来有望 ではないでしょうか。
アクリートのIR情報は以下のリンクから
⇒ アクリート IR
⇒ Twitter 情報 (アクリート での検索結果)