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enish(証券コード:3667)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ

enishの2020年12月期 第3四半期決算短信を読み解くと売上高2,825百万円に対して 経常利益は762百万円の赤字 となっています。2019年12月期第3四半期の売上高が3,063百万円、経常利益は1,062百万円の赤字でしたので、 減収・赤字縮小 となっています。

ブラウザゲームタイトルの「ぼくのレストランⅡ」や「ガルショ☆」は 安定した売上水準を維持 していますが、iOS・Androidのネイティブゲームタイトルは、1Q配信の 新規タイトル2本の売上が想定よりも低い水準 となったため、売上が減少してしまっています。

また六本木ヒルズの本社を撤退したため、その特別損失326百万円が発生しているのも利益を押し下げています。ただしこれはテレワークの本格導入によるコスト削減策の一環として 長い目で見るとプラス の効果がありそうです。家賃のコスト圧縮効果は3Q以降に出てきています。

いずれにしてもenishの株価の動向は10月末にリリースした 「五等分の花嫁:五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」 のセルランにかかっているのは間違いないでしょう。今のところは2桁後半の順位が多く期待ほど上位ではないため株価は低迷しています。イベント等のテコ入れでごとぱずのセルランが上昇しないと株価も上昇できないでしょう。

ブラウザゲーム

「ぼくのレストランⅡ」は2010年6月開始で10年経過、「ガルショ☆」は2010年11月開始で9年7ヶ月経過と、いずれも 10年程度運営を続けている ことから、enishの運営能力の高さが証明されていると言えます。

レストラン経営シミュレーションゲームの「ぼくのレストランⅡ」ではリリース10周年記念キャンペーンとして、「マイメロディ」とのコラボを実施し、好評を博しているようです。 有力IPとのコラボレーションを今後も推進 していく予定のようです。

アパレルショップシミュレーションゲームの「ガルショ☆」も「MA*RS」とのコラボレーションキャンペーンを実施するなど、10年以上運営していますが進化を続けています。

これらの2本のブラウザゲームは、飛躍的な成長を見込むのは難しいですが、 息の長いコンテンツとして安定した収入 を見込めそうです。

iOS・Androidのネイティブゲーム

「欅のキセキ/日向のアユミ」は配信から2年8ヶ月が経過しており、夏先取り復刻ガチャ、日向のアユミキャンペーン、アユミストーリー公開、 雑誌からの撮り下ろしカットを提供するなど、 ユーザーを飽きさせないコンテンツを次々と投入 していますが、やはり少しずつ売上は減少傾向にあるようです。

アクションRPGの「HiGH&LOW THE GAME ANOTHER WORLD」と「VGAME」は想定したほどの売上とはならず、運営の効率化を図っているということで、 少し厳しい状況 のようです。

ドラマチック共闘オンラインRPGの「De:Lithe ~忘却の真王と盟約の天使~」は配信から3ヶ月で777万ダウンロードを突破するなど、DL数自体は好調ですが セルランは厳しめ だというゲーセクで信頼できる投資家:株カーチャンの分析もあり、共闘オンラインRPGが好きな 海外での展開に期待 したいところです。

期待の新作ゲーム「五等分の花嫁 ~五つ子ちゃんはパズルをご等分できない。~」

人気アニメ「五等分の花嫁」で初のゲームアプリとなります。 事前登録は35万人突破 ということで、リリース前から期待が高かったゲームです。

人気声優の竹達彩奈さんや高森奈津美さんが出演した、初の公式生放送となるライブ配信
「ごとぱず!情報公開スペシャル」ごとぱず!情報公開スペシャル(YouTube)
視聴数が77,000回以上 、高く評価3602件に対して低く評価は17件と非常に高評価で非常に盛り上がったようです。

enishの株価は「ごとぱず!」にかかっていると言っても過言ではないので、リリース後の セルラン結果によって株価は大きく動きそう です。

セルランまたぎは大成功か大失敗か ギャンブル的な要素 もありましたが、結果としてはダウンロードは順調に伸びたのですが、セルランは思ったほど上位を取れていません。それにより株価は低迷しています。今後の飛躍に期待したいところです。

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