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HENNGE(証券コード:4475)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
HENNGEの2020年9月期 決算短信を読み解くと通期の見通しで売上高4,153百万円に対して 経常利益は539百万円の黒字 となっています。2019年通期の売上高が3,427百万円、経常利益は178百万円の黒字でしたので、 大幅な増収・増益 となっています。
売上高で約20%、経常利益で150%以上の上乗せがあり、 業績は絶好調のグロース株 と言えそうです。サブスクリプション型のストックビジネスで解約率も0.16%と極端に低いので安定収入が見込めます。ただし売り上げの9割近くが主力製品のHENNGE Oneであり、 一本足打法 であるところが懸念材料であると考えられます。
HENNGE One for Educationと称して GIGAスクール構想向け の製品開発も発表しており、 デジタル庁絡みのDX銘柄 として教育デジタル化にも関係してくるので、しばらくHENNGEは発展を続けそうです。
決算と同時に2021年9月期の業績予想も発表し、売上高は16%増ですが経常利益が42%の減益を見込んでおり株価に影響を与えそうです。とはいえ減益の理由が広告費の投下によるものですので、長い目で見ると悪い面ばかりではないと思います。
ただ売上50億未満で時価総額は1000億円を超えており、この減益予想もあるので 株価はしばらく調整する のではないかと思われます。
HENNGE One事業
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新型コロナウィルスの影響による テレワーク促進がHENNGE Oneには追い風 となっています。テレワークとSaaSの相性が良く、大企業を中心に セキュリティにはかなり神経を使っています ので、様々なクラウドSaaSと連携が取れるので、認証にHENNGE Oneが使われるケースが増えてきています。
従来のVPN技術に取って代わるのが クラウドセキュリティ のHENNGE Oneであり、これからも 企業のSaaS利用は増えていく ことが予想されますので、HENNGE One事業は成長性があり、強力なライバルが現れない限り安泰と言えそうです。
トヨタやファミリーマートや旭化成など 日本の名だたる大企業がHENNGE Oneを採用 していることからも、HENNGE Oneの信頼性が高いことが証明されていると思われます。
新プランHENNGE One for Education
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文部科学省が提唱する「 GIGAスクール構想 」に対応した製品として、HENNGE One for Educationを2020年6月に発表しました。2020年7月からは全国の小学校・中学校・高校に販売を始めています。
国策である デジタル庁関連銘柄 となったことで、株価は上昇を続けています。教育現場のセキュリティ対策は文部科学省もかなり気にしているでしょうから、国から学校への セキュリティ対策に関する補助金 なども考えられますので、HENNGE One for Educationの採用が増えそうです。
時価総額が高いことから株価の上昇トレンドを継続させるためには、 HENNGE One for Educationの採用実績に関するIR が期待されるところです。
HENNGEのIR情報は以下のリンクから
⇒ HENNGE IR
⇒ Twitter 情報 (HENNGE での検索結果)