タスキ(2987)

 

タスキ(証券コード:2987)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ

タスキの2021年9月期 第1四半期決算短信を読み解くと売上高1,878百万円に対して 経常利益は168百万円の黒字 となっています。2020年9月期第1四半期の売上高が1,452百万円、経常利益は13百万円の黒字でしたので、 増収・増益 となっています。

新型コロナウィルスの影響がありながらも 5期連続の増収・増益 ということで、業績は好調と言えますが、期待が大きかったぶん、この決算のあと株価は10%程度下落しました。

しかしながら 不動産業界のIT化はまだまだ成長余地 があり、テクノロジーの活用で他社との差別化を図るタスキは、数年後の大きな株価上昇を狙える不動産のグロース株として期待できそうです。

IoTレジデンス事業

不動産+IT を進めるタスキですが、主に新築投資用IoTレジデンスの企画・販売や不動産のコンサルティング事業を展開しています。

デジタル庁が発足するなど、近年は産業+TECH(DX)で、金融テックやフードテックなど〇〇テックという言葉が流行りましたが、不動産業界にもDXの波が訪れようとしていて、次は 不動産テック の出番ではないかと言われ始めています。

不動産業界はこれまでは対面による取引がメインでしたが、デジタル化の流れとコロナの影響もあって ITを利用した取引が今後も伸びていく でしょう。

このような世の中の流れからもタスキの事業は有望であると考えられ、時価総額150億円程度(2021年2月14日現在)は底値圏かもしれませんね。

不動産投資型クラウドファンディング事業

タスキが培った不動産ノウハウを活用したクラウドファンディングで、 投資家と不動産をつなぐプラットフォーム事業 も展開しており、1口10万円からと比較的申し込みやすい少額の投資ができることから人気が出てきています。

タスキのファンド第一号案件の認可保育園キッズガーデン滝野川は2000万円の募集に対して応募が9000万円と 大人気 でした。 予定分配率は年10% ということで手堅い投資案件と考える投資家も多かったと思われます。

不動産の投資となるとマンションやアパートの購入など大きな金額が必要になるケースが多いですが、このTASUKI FUNDSであれば10万円からの投資が可能ですので、株やFXで資産運用している人も 手軽にポートフォリオの多様化 が図れそうです。

この事業の将来性も高いのではないでしょうか。期待できそうです。

タスキ インキュベーションファンド

不動産、とりわけDX領域を中心として、 スタートアップ企業への投資 も行っています。不動産業界は特に小規模事業者が多く、全体の約86%が従業員4人以下の事業者となっています。

このような小規模不動産事業者にとって大規模なシステム開発や導入を自社で行うことは現実的では無いため、タスキが積極的にスタートアップ企業に 支援しコラボレーションを推進 しています。

長期的な成長を考えると、ポテンシャルがある 有望なスタートアップ企業への投資は、非常に重要 なことではないかと考えられます。ITを活用することにより不動産業界全体が発展すれば、タスキにとっても非常にいい状況になるのではないでしょうか。

タスキのIR情報は以下のリンクから

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