ローソク足チャートと買い・売りシグナル

 

株の初心者向けローソク足チャートの基本

株式トレードの テクニカル分析で欠かせない のがローソク足チャートです。ローソク足は図のようにその日の最初に取引された株価を「 始値 」、最後に取引された株価を「 終値 」として、1日の取引時間(東証であれば9時~15時)で最も高い価格で取引された株価を「 高値 」、最も安い価格で取引された株価を「 安値 」としてグラフ化したものです。

このローソク足を1か月や半年、1年の間でグラフ化したものを ローソク足チャート と読んでいます。このローソク足チャートでは、株価が上昇する確率が高い「 買いシグナル 」や、株価が下落する確率が高い「 売りシグナル 」を読み取ることができます。

また出来高(その日に売買された株数)や移動平均線(5日や25日など期間を決めて株価の終値の平均をグラフ化したもの)と組み合わせてシグナルを読み取るケースが多いので、通常ローソク足チャートは 移動平均線や出来高とセット になって、Yahoo!ファイナンスや株探や証券会社の取引画面等で提供されていることがほとんどです。

ローソク足チャートの形や移動平均線のトレンド(上昇トレンド・下降トレンド)によって、どのような買いシグナル、売りシグナルがあるのか、 代表的なサイン について見ていきましょう。

ローソク足チャートでの買いシグナル

大陽線は強い買い圧力 を、 大陰線は強い売り圧力 を表すローソク足です。大きく株価が上昇したときにあらわれるのが大陽線、大きく下落したときに現れるのが大陰線ですので、当然買いや売りの圧力が強いと言えます。

しかし大陽線が出たからずっと買いが続くわけではなく、現在の株価が高値圏なのか安値圏なのか、上昇トレンドなのか下降トレンドなのか横ばいなのか、出来高が多いのか少ないのかなど、 他の指標によってその後の株価の動きが変わる とされています。

一般的なテクニカル分析の指標では、 株価が底値圏にあるときに大陽線もしくは長い下ひげが出た場合は「買いシグナル」 とされています。これに 出来高の増加が伴うと、その買いシグナルの信頼性は高く なります。このようなサインが出た時は「買い」を検討してみて下さい。

ローソク足チャートでの売りシグナル

先ほどの底値圏での大陽線と逆で、株価が 高値圏にあるときに大陰線もしくは長い上ひげが出た時は「売りシグナル」 とされています。こちらも 出来高の増加が伴うとその信頼性は高く なります。持ち株でこのようなサインが出た時は「売り」を検討してみて下さい。

ただし「買いシグナル」も「売りシグナル」も だまし があります。買いシグナルが出たから買ったけど、予想に反して株価が下落したときは、 傷が深くなる前に損切り(ロスカット) しましょう。

相場で勝つ人は総じて損切りが上手です。負けを認めるのは嫌ですが 投資で一番重要なのは損切り だという人もいるぐらい重要ですので、想定と違う動きになったときは迷わずロスカットです。

大陽線・大陽線のトレンド転換シグナル(要注意サイン)

大陽線が出たから株価は上昇、大陰線が出たから株価は下落と単純に動くわけではありません。

例えば上昇トレンドの途中で大陽線が出た場合は、上げのスピードを増すケースも多いですが、株価が上がりきって 高値圏にあるときに大陽線 が出ると、それがトレンド転換のシグナルとなり、その後株価が下落し 下降トレンドに移行 する場合があります。

逆に下降トレンドの途中で大陰線が出ると、下げのスピードを増すケースが多いですが、株価が下がりきって 底値圏にあるときに大陰線 が出ると、そこから 上昇トレンドに転換 する場合が多く見られます。

この法則を知っていると 逆張り投資が成功する確率が高く なります。ただしこれも 思惑とは逆に株価が動いた場合はすぐに損切り することは重要です。