株価・決算・ファンダメンタルまとめ@日本サード・パーティ:最新
日本サード・パーティ(証券コード:2488)の株情報
日本サード・パーティの2021年3月期第2四半期決算短信を読み解くと売上高2,861百万円に対して 経常利益は64百万円の黒字 となっています。2020年3月期第2四半期が売上高3,078百万円、経常利益は229百万円の黒字でしたので、 減収・減益 となっています。
日本サード・パーティ(JTP)は 日本に進出する海外のIT企業向け に、テクニカルサービス、ヘルプデスク、トレーニングなどの アウトソーシングを提供 する会社です。そのような事業内容からグローバルに通用する商号にするため2021年4月に、JTP株式会社に商号変更を実施する予定です。
第一四半期決算で特に教育ソリューションの分野において、対面型スクールが減少など新型コロナウィルスの影響が大きく出て、 赤字決算 となってしまいましたが、 Zoom連携機能、RPA連携機能の商品を投入 するなど、徐々に回復の兆しは見えてきています。
セキュリティ事業の拡大を狙って 日商エレクトロニクス株式会社と資本業務提携 の契約を締結したこともプラス材料と考えていいでしょう。
各事業セグメント売上高:2020年3月決算
各事業の売上シェアは以下のようになっています。
ICTソリューション:約53%
ライフサイエンスサービス:約15%
教育ソリューション:約13%
西日本ソリューション:約13%
デジタルイノベーション:約6%
一番のコア事業であるICTソリューション事業が半分以上の売上を上げていますが、 各事業ともに売上が拡大 しています。各事業の増収の要因は以下のようになります。
ICTソリューション:スポット案件増加
ライフサイエンスサービス:ITインテグレーション案件増加
教育ソリューション:教室拡張による業務拡大が寄与
西日本ソリューション:IT運用事業拡大が寄与
デジタルイノベーション:大型AI案件が寄与
中でも西日本ソリューションとデジタルイノベーション事業は 20%以上の増収 となっており、今後もDX(デジタルトランスフォーメーション)が普及していくのは間違いないので、これらの事業は さらなる期待 が持てそうです。
人財育成投資
コンサルタントやPMやエンジニアの 人材育成に力を入れています 。コロナ禍でもしっかりとビジネスチャンスをつかむべく、 人財への投資については積極的に進める とのことです。
特に IT系の人材は今後非常に重要 になってくるので、人材育成に力を入れると宣言していることは、 プラス材料 と考えてよさそうです。
第1次中期経営計画
労働集約型ビジネス ⇒ 知識集約ビジネスへの転換 をはかり、中長期で 営業利益10億円 を目指すというのが大きな目標となっています。
ただどのような手法で10億を目指すのかなど詳細は記載されていません。このあたりの IR対策で株価が低迷 しているというところはあるかもしれません。他のIT企業はどのような分野に力を入れて、目標を達成するのかなど明確に記載されていて期待を持たせてくれます。
DXの世界は進化が早いので、うまく軌道に乗れば大きな利益が見込める分野です。10億と言わず20億・30億を目指してほしいですね。IRももう少し詳く。。。そのおかげ?もあって割安なので、そういった意味では 有望なIT銘柄 と言えそうです。
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