フィードフォース(証券コード:7068)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
フィードフォースの2021年5月期 第1四半期決算短信を読み解くと売上高551百万円に対して 営業利益は128百万円の黒字 となっています。2020年5月期 第1四半期の売上高が217百万円、営業利益は32百万円の黒字でしたので、 大幅な増収・増益 となっています。
しかしながら 2020年5月期第4四半期と比べると、減収・減益 となっていることから、四半期決算を発表した後、株価は急落しました。
もともと成長率が高く株価に成長が見込まれていたため 投資家の見る目は厳しくなっています 。
前四半期と比較して減収・減益となったのは、 新型コロナウィルスの影響で広告事業が縮小 したことによるものであり、一時的な要因とも考えられますので、次の四半期決算が勝負と言えそうです。
しかしその後2020年10月16日に 1:4の株式分割 を発表し翌日ストップ高となるなど株価は上昇しました。とはいえ株価は年初からかなり上昇しましたので、株価を維持・上昇させるためには高い成長率を維持し続ける必要があります。
プロフェッショナルサービス事業とSaaS事業を展開しています。以下にそれぞれの事業の内容を記載します。
プロフェッショナルサービス事業
プロフェッショナルサービス事業は、主に大企業を顧客として データフィードを活用したマーケティング支援やソリューションの提供 を行っています。ANAGRAMS、feedmatic、DF PLUSといったサービスがあります。
<ANAGRAMS>
今は完全子会社となったアナグラムの事業で リスティング広告などの運用型広告 を扱っています。広告運用だけではなく、アカウント分析や広告に関するコンサルティングも実施しています。
<feedmatic>
Facebookダイナミック広告、Googleショッピング広告、LINEダイナミック広告に代表される、 データフィード広告の運用支援サービス です。
<DF PLUS>
DF PLUSは データフィードマネジメントのアウトソーシングサービス です。広告主から商材データをCSV等のデータで受け取り、それを配信先のデータ型に変換して配信します。Googleショッピング広告等 50社以上の配信先に対応 しています。
SaaS事業
SaaS事業は、大企業から中小企業まで様々な事業者に、 高度なマーケティングが自社で実施できるシステム として提供しています。具体的にはデータフィードのマーケティング管理ツール、自動広告配信ツールやソーシャルID連携システムを提供しています。
<ecbooster>
最短5分でGoogleショッピング広告が始められるというサービスです。簡単3ステップの設定で、 広告運用が完全自動化 できるので手間がかからないのがメリットです。
最近のトピックスとしては、マルチカート機能を提供する 「メルカート」との標準連携 に向けて先行提供を開始しました。
<df plus.io>
データフィード施策の効果を高めるための統合管理ツールであり、 ECシステムとの連携が取って自動最適化 を行う機能があるなど、運用者の負担が少なくパフォーマンスを高めることができるツールです。
2020年11月にはスマートニュース社と共同で、地方自治体向けデータフィード機能を提供する予定となっています。スマートニュースのような 影響力のある媒体との提携 は、今後の株価にも影響があるでしょう。
<social plus>
Facebook、Google、LINE、Yahoo! JAPANなどのソーシャルアカウントを活用したID連携サービスです。これらの ソーシャルログイン機能 を、APIを経由して自社サイトに簡単に導入できるサービスです。
これからの集客にSNSは欠かせません ので今後の発展が期待できるサービスです。
フィードフォースのIR情報は以下のリンクから
⇒ フィードフォース IR
⇒ Twitter 情報 (フィードフォース での検索結果)