株価・決算・ファンダメンタルまとめ@ケイブ:最新
ケイブ(証券コード:3760)の株情報:ファンダメンタル・決算まとめ
ケイブの2021年5月期 第1四半期決算短信を読み解くと売上高437百万円に対して 経常利益は18百万円の黒字 となっています。2019年5月期第1四半期が売上高354百万円、経常利益が73百万円の赤字でしたので、 増収・黒字転換 という結果となっています。
『 ゴシックは魔法乙女 』のプロモーションの効果で 前期Q4を超える売上規模 となり、受託開発でも売上を積み上げました。
ゲーム会社では赤字決算はよくあることで黒字額が少ないこと自体はそれほど気にすることは無いと思われます。ただし 今後の伸び が考えられるかどうかは株価に大きく影響します。
前2020年5月期Q4ではゲーム以外の領域である ライブ配信アプリ に関して、2020年夏のリリース予定が、2021年3月に 延期されたことが失望され、株価は暴落 しました。このライブ配信アプリが期待されていて株価上昇の一因になっていましたが、延期の期間が長いこともあって暴落⇒低迷が続いています。
2021年3月リリースを目標に開発中であり、日本だけでなく中華圏、東南アジア、欧米といった 海外マーケットの需要も取り込んで事業の拡大を図る としています。個人的にはこの 配信アプリの成否が今後の株価に大きく影響 を与えるのではないかと考えています。
ゴシックは魔法乙女
2020年4月で5周年を迎えました。それにちなんで2020年3月30日から4月16日まで5周年記念イベントを開催したところ、 新規ユーザーの流入 が対3月比で 2.4倍 となったということです。
この5周年イベントやプロモーションの効果で、新規ユーザー数が増加し、既存のユーザーも含めたMAUが大幅に上昇したことから、 売上にも大きく貢献 しているようです。
リリースから5年目を迎えても新規ユーザーの流入が持続しているということで、 ケイブの屋台骨を支える大ヒットゲーム と言えるでしょう。
またゴシックは魔法乙女は キャラクタービジネス など、ゲーム以外の収入も得ています。キャラクターソングのCDを発売しているほか、舞台「シューティング歌劇『ゴシックは魔法乙女』」も上演しています。今後もライセンスを活用し、収益の多角化と積極的なプロモーションを図るということです。
ゲーム以外の事業
受託開発案件
かねてより進めていた「 KADOKAWA社×フォワードワークス社 」プロジェクトの開発フェーズが進んで、受託開発の規模が拡大しているということです。予定通り、今年のリリースに向けて順調に進捗しているということです。ただし版権のタイトルに関しては今のところ非公表です。
製作委員会~新作スマートフォンゲーム開発~
ケイブの取締役である岡本吉起氏がプロデューサーとなる新規スマートフォンゲームの製作委員会が2020年3月30日に設立されました。 ケイブのほかにテレビ朝日、でらゲーが出資 しているとのことです。こちらもゲームタイトル、リリース時期については今のところ非公表です。
ライブ配信アプリ
2020年の夏リリースを目標に開発中ということでしたが、 2021年3月に延期 しました。これにより株価はストップ安からその後も下落し暴落しました。
2020年2月に招聘したライブ配信アプリ開発企業の経営経験を持つアンドリュー・チャン(張牧寧)氏が開発の指揮をとるということです。チャン氏はM17 Entertainmentグループ本社のCOOを歴任したということで、この分野での第一人者であると言えそうです。
完成は遅れましたが ライブ配信アプリ自体は期待できるのかも しれません。
Capable
有名プロダクションとアライアンスを組み、 ネームバリューのあるタレントを起用 しています。今後はタレントだけではなく、アーティストやモデルなどの YouTubeチャンネル を開設して、広告収入を得ることで収益拡大を図るとしています。
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